国土交通省松山河川国道事務所は15日、愛媛県や松山市と整備を進めている松山外環状道路インター線(4.8キロ)が12月10日に全線開通すると発表した。松山空港へのアクセスが向上し、2017年の愛媛国体に貢献するなどとしている。
 松山自動車道・松山インターチェンジ(IC)付近の国道33号と56号を結ぶインター線で、未開通の古川IC―市坪IC(1.8キロ)の自動車専用道路部が暫定2車線で完成する。
 国交省によると、開通効果として国道56号―松山ICの所要時間は20分から4分へと約8割短縮。松山市西部や松前町方面から松山ICへの利便性が向上する。並行する幹線道路や生活道路の交通が自動車専用道路に流れ、市内の事故削減も期待される。
 松山外環状道路のうち、国道56号と松山空港を結ぶ空港線(3.8キロ)の余戸南IC(仮称)以西は、東垣生IC(仮称)までの側道部2.4キロが愛媛国体までに開通する予定。